vanillawafers melt a Bleep

うたかたの日々を固定しようとする試み

萌えアニメの嚆矢:日常系に至る4つのライン(改訂)

少年マンガにおける手塚治虫、石森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄とその〈ときわ荘〉勢の影響化にある永井豪、吾妻ひでお……彼らにはあらゆる要素が内包されていたと思うんだ。シリアス、ギャグ、エロ、ホラー、SF……。 彼らマンガのフロンティアたちが持って…

セカイ系から日常系:さらにその先へ【歴史編その1】

マカロニほうれん荘:70年代後半に出現したミュータント 赤塚不二夫や山上たつひこが築き上げた破壊的、破滅的で自己言及的なギャグ。その要素に「オタク趣味」を加えて出来上がったのが、鴨川つばめの『マカロニほうれん荘』だ。 オタク趣味とは、アイドル…

セカイ系から日常系:さらにその先へ【定義編】

“ All those moments will be lost in time, like tears in rain.” Blade Runner アニメ、マンガ、ラノベなどのサブカルチャーの歴史から演繹するなり、帰納するなりして「さらにその先」が提示できればいいな、と……。 セカイ系から日常系を経由して、さら…

『氷菓』の映像表現

また、アニメの話で恐縮だけど(笑) 第5話で「氷菓事件」は決着した、と。 古典部シリーズ1巻目のアニメ化だったんだね。 僕は原作を読んでないのでアニメを見た感想を少々。 折木奉太郎は第1話から「推論」しかしてない。 他の登場人物も、その「推論」だ…

「あの夏で待ってる」に関する断片的な思慮

『あの夏で待ってる』ってアニメのこと。 これは『おねがいティーチャー』のリメイクだったんだなぁ、と。 でも僕は『おねがいティーチャー』を見ていないので、その作品のことを除外して、いろいろ思ったことを書いていく。 物語の構造 1話のモノローグが最…

ごあいさつ

ブログ始めました。 冷やし中華を始めたような書き出しだけれど。 Twitterで語れないこと、語りきれないことがあって。 まあ、やってみようかな、と。 のんびり更新していくつもりで。 そんな訳です。 よろしくね。